ハネヤスメ
2006.01.09 Monday
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ひとりで来るなら
右端に座ってごらん
そこからは
朝の光が正面に昇ってくるでしょう
恋人同士で来るなら
真ん中に座ってごらん
愛を語るには
少しばかり余白が必要でしょう
友達たくさん連れてくるなら
いれかわり
たちかわり
座ってごらん
いくらでも話がはずむでしょう
そしてもう一度
ひとりで来るなら
左端に座ってごらん
ほらそこには
もうひとり
隣に座れる
場所ができるでしょう
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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ひとりで来るなら
右端に座ってごらん
そこからは
朝の光が正面に昇ってくるでしょう
恋人同士で来るなら
真ん中に座ってごらん
愛を語るには
少しばかり余白が必要でしょう
友達たくさん連れてくるなら
いれかわり
たちかわり
座ってごらん
いくらでも話がはずむでしょう
そしてもう一度
ひとりで来るなら
左端に座ってごらん
ほらそこには
もうひとり
隣に座れる
場所ができるでしょう
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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天使のチェア
2005.12.27 Tuesday
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日曜日の朝
礼拝の朝
祈りを捧げるため
訪れる街の人たちが
大聖堂へ吸い込まれてゆく
鐘が鳴り
司祭穏やかに語り始める時
正面広場に
現れる天使
両の手を
大地と平行にすれば
ふわりと浮かぶ
また鐘が鳴り
司祭恵みに感謝する時
天使は微笑み
両の手を
青空と垂直にすれば
ゆるりとのぼる
ふくよかな薄桃色の
からだを
ねじりながら
ゆるりゆるりと
上昇し
やがて天使は
大聖堂の頂きに
腰を降ろす
天使はそこで
うっとりと
賛美歌に耳を傾ける
鐘が鳴る
鐘が鳴る
そうして日曜日の午後がまた始まる
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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日曜日の朝
礼拝の朝
祈りを捧げるため
訪れる街の人たちが
大聖堂へ吸い込まれてゆく
鐘が鳴り
司祭穏やかに語り始める時
正面広場に
現れる天使
両の手を
大地と平行にすれば
ふわりと浮かぶ
また鐘が鳴り
司祭恵みに感謝する時
天使は微笑み
両の手を
青空と垂直にすれば
ゆるりとのぼる
ふくよかな薄桃色の
からだを
ねじりながら
ゆるりゆるりと
上昇し
やがて天使は
大聖堂の頂きに
腰を降ろす
天使はそこで
うっとりと
賛美歌に耳を傾ける
鐘が鳴る
鐘が鳴る
そうして日曜日の午後がまた始まる
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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海鏡
2005.12.24 Saturday
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たいようが1日のしごとを終えて
ふうう
ひといきつく
その息は
空と
すじ雲と
さらさらの砂を
いっぺんで
むらさき色にそめる
うみは鏡
波音を丁寧にきざみながら
その一瞬を
からだいっぱいに映しこむ
セカイが一色になる
そのとき
あなたは
どこで
なにをしていますか?
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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たいようが1日のしごとを終えて
ふうう
ひといきつく
その息は
空と
すじ雲と
さらさらの砂を
いっぺんで
むらさき色にそめる
うみは鏡
波音を丁寧にきざみながら
その一瞬を
からだいっぱいに映しこむ
セカイが一色になる
そのとき
あなたは
どこで
なにをしていますか?
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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かけあし
2005.12.03 Saturday
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きっと
頭のてっぺんは
寒いはずだよ
だって君は
まわりの樹より
うんと
うんと大きいもの
これから
風は
ますます冷たくなるし
おひさまだって
休憩しちゃう
だからね
お母さんに頼んで
僕とおそろいの
ニット帽を
作ってもらうんだ
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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きっと
頭のてっぺんは
寒いはずだよ
だって君は
まわりの樹より
うんと
うんと大きいもの
これから
風は
ますます冷たくなるし
おひさまだって
休憩しちゃう
だからね
お母さんに頼んで
僕とおそろいの
ニット帽を
作ってもらうんだ
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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小さな丘の小さな物語
2005.11.23 Wednesday
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僕の中にはひとりのおじいさんが住んでいる
ときどき散歩したり
ときどきひなたぼっこしたり
ときどき
僕と話をしたり
今日は窓を開けてくれた
オリーブの風が
僕のカラダのすみずみに
染み渡る
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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撮影日 30/04/2005 18:37(イタリア時間)
僕の中にはひとりのおじいさんが住んでいる
ときどき散歩したり
ときどきひなたぼっこしたり
ときどき
僕と話をしたり
今日は窓を開けてくれた
オリーブの風が
僕のカラダのすみずみに
染み渡る
詩:Toshimitsu 写真:Kozue
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撮影日 30/04/2005 18:37(イタリア時間)
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